商業教育>>情報処理科



 将来の職業人として備えておくべき、情報技術に関する共通的な知識、技術及び技能を習得するとともに、情報社会の変化に柔軟に対応し、生涯にわたって学び続けようとする能力と態度を育成します。
 表計算ソフトの利用方法を身に付け、全商情報処理検定ビジネス情報部門1級、ITパスポート試験の合格を目指します。また、2年生ではプログラミングを学習します。



情報リテラシー
 コンピュータに関する基礎的な理解から、ビジネス分野で用いられるアプリケーションソフトの利用技術やタイピングの技能など、コンピュータを利用する上で基礎・基本となる知識や技術を身に付けます。

コミュニケーション能力
 受け手の状況などを踏まえて情報を効果的に発信・伝達できる力を身に付けるとともに、プレゼンテーションを通じて相手との人間関係を築き上げようとする総合的なコミュニケーション能力を育成します。

ネットワーク活用能力
 情報通信ネットワークに関する基礎的な知識や技術を学習し、それらを活用して必要な情報を主体的に検索・収集・処理・発信する能力を育成します。また、望ましい情報社会の創造に参画しようとする態度を養います。

問題解決能力
 問題を発見する力を養うとともに、実践的な場面での課題や問題に対して既習の知識や技術を総合的に活用して問題の解決にあたろうとする態度と能力を育成します。



【情報処理】
 この科目は情報に関する基礎的な科目で、1年生で履修します。コンピュータに関する基礎的な理解から、タッチタイピング技能の習得、表計算ソフトやワープロソフトを利用・活用できる能力を身に付けることに重点を置き、情報処理検定試験にチャレンジします。
【情報概論】
 この科目は本校独自のもので、職業人として誰もが共通に備えておくべき情報に関して基礎的な知識を測るための試験であるITパスポート試験を中心とした、カリキュラムを学習するために設定されたものです。
【課題研究】
 この科目では毎年3つの講座が開講され、自分の興味関心や進路希望などによって1つの講座を選択します。他の授業とは異なり、生徒自身が自ら課題を設定してその解決に取り組みます。



徹底した資格取得指導

 情報処理科の生徒は、1年次でコンピュータの操作方法を身に付けるだけでなく、全商情報処理検定1級の合格を目指します。2年次では国家試験であるITパスポート試験の合格をめざし、学習に力を入れます。少人数指導と、受験者対象の対策講座の開講など、サポート体制も万全です。




情報系の資格
 
経済産業省ITパスポート試験(国家資格)
全商情報処理検定試験ビジネス情報部門1・2級
全商ビジネス文書実務検定試験1級
会計系の資格
 
日商簿記検定試験2級
全商簿記実務検定試験1級(会計・原価計算)・2級


語学系の資格
 
全商英語検定試験2級〜3級
ビジネス系の資格
 
全商珠算・電卓検定試験1級
全商商業経済検定2級




      小 島  潤 也  (平成23年度 情報処理科卒業) 中京大学 経営学部在籍

 私は情報処理科の国家試験コースがある市立岐阜商業高校の情報処理科を選びました。 当時まだ将来の夢が決まっていなかったので高校在学中に何か役立つ資格を取得し、将来の職業に結び付けられたらと思っていたからです。
 高校時代は、簿記・エクセル・プログラミングなど様々な検定に挑戦しました。 その中でも入学前からこれは絶対に取ろうと決めていたITパスポートには特に力を注ぎ、2年生の秋期に合格を果たすことができました。 そして3年生の秋期には、その1ランク上の試験である基本情報技術者試験に合格することができました。


 現在は中京大学の経営学部に在籍し、簿記をはじめとしてマーケティングやマネジメントなど経営学について学んでいます。 もちろん語学やその他の一般教養科目の講義もあり大変ですが、簿記などの商業系の科目は高校ですでに学んでいるため余裕をもって取り組むことができ、高校で学んだことが生かされていると実感しています。
 私の将来の夢は、高校の商業科教員になることです。商業を学ぶことの面白さや大切さを多くの人に伝えていけたらと考えています。 そしていつか母校で教壇に立ち、お世話になった先生方や母校に、後輩たちへの指導という形で恩返しができたらと思っています。