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 情報に関する専門的な知識と技術を学び、エンドユーザコンピューティングを 推進するために必要な資質を養うとともに、変化する情報社会に柔軟に対応し、生涯 にわたって学び続けようとする能力と態度を育てます。
 1年生の12月からシステムアドミニストレータ系とビジネスアプリケーション系の いずれかを選択し、進路や資格の目標に応じた学習を進めます。また、3年生からはもう一方 の科目群を選択できるなど、柔軟なカリキュラムになっています。



 経済産業省の情報処理技術者試験(国家資格)と簿記検定1級の合格をめざします。 将来、企業においてエンドユーザコンピューティングを推進できる優秀な人材を育成します。



 ビジネスの諸活動で利用される表計算やデータベースなど、さまざまなアプリーション ソフトの実習を通じて、実社会で求められる”コンピュータが使える”人材を育成します。



情報リテラシー
 コンピュータに関する基礎的な理解から、ビジネス分野で用いられるアプリケーションソフトの 利用技術やタイピングの技能など、コンピュータを利用する上で基礎・基本となる知識や技術を身 に付けます。

プレゼンテーション能力
 受け手の状況などを踏まえて情報を効果的に発信・伝達できる力を身に付けるとともに、 プレゼンテーションを通じて相手との人間関係を築き上げようとする総合的なコミュニケーション 能力を育成します。

ネットワーク活用能力
 情報通信ネットワークに関する基礎的な知識や技術を学習し、それらを活用して必要な情報を 主体的に検索・収集・処理・発信する能力を育成します。また、望ましい情報社会の創造に参画 しようとする態度を養います。

問題解決能力
 問題を発見する力を養うとともに、実践的な場面での課題や問題に対して既習の知識や技術 を総合的に活用して問題の解決にあたろうとする態度と能力を育成します。







【情報処理】
 この科目は情報に関する基礎的な科目で、1年生で全員が履修します。 コンピュータに関する基礎的な理解から、タッチタイピング技能の習得、 表計算ソフトやワープロソフトを利用・活用できる能力を身に付けることに 重点を置いています。情報処理検定試験とワープロ検定試験に対応します。


【情報概論A・B】
 この科目は本校独自のもので、システムアドミニストレータ系の生徒が 初級システムアドミニストレータ試験のカリキュラムを学習するために 設定されたものです。情報概論Aは基礎的な内容で、午前の試験内容に対応 しており、一方の情報概論Bは応用的な内容で、午後の試験内容に対応 したものです。


【課題研究】
 この科目では毎年3つの講座が開講され、生徒は自分の興味関心や進路希望など によって1つの講座を選択します。他の授業とは異なり、生徒自身が自ら課題を 設定してその解決に取り組みます。
 最近では、コンピュータグラフィックス講座、ホームページ作成講座、ビジネス 教養講座などが開講されています。



徹底した資格取得指導

 システムアドミニストレータ系の生徒は、2年次に難関の国家試験である 初級システムアドミニストレータの合格をめざし、学習に力を入れます。 授業時間の他にも、放課後や夏休みなどの時間に受験者を対象にした対策講座 が開講されるなど、サポート体制も万全です。
 平成18年3月に卒業した生徒は、20名の履修者の中から15名が合格し、 大学進学や希望する企業への就職を果たしました。


大学や専門学校との連携した授業

 本校の情報処理科では、大学や専門学校など外部の教育機関と連携した 授業を積極的に取り入れています。近年では、名城大学都市情報学部と連携した 動画像処理の講座や名古屋大原簿記専門学校と連携したWebコンテンツ制作の 実習などが行なわれ、生徒にたいへん好評でした。  平成18年度は大垣市にある県立国際情報科学芸術アカデミーの吉田茂樹教授を 本校にお招きし、パソコンの分解実習やネットワークに関する講義や実習が 行なわれています。


本校独自の専門科目

 本校の情報処理科には、他の高校にない独自の科目が多く教育課程に 取り入れられています。これは生徒のニーズに応え、高度な資格取得にも対応 するためのもので、2年次では「情報概論A・B」と「ビジネスアプリケーション」 が、3年次では「プレゼンテーション」と「ビジネスコミュニケーション」が それにあたります。
 左の画像は3年生で履修する「プレゼンテーション」という科目の実習風景です。



情報系の資格
 
経済産業省初級システムアドミニストレータ
全商情報処理検定試験1級
全商ワープロ実務検定試験1級
会計系の資格
 
日商簿記検定試験2級
全商簿記実務検定試験1級(会計・原価計算)


語学系の資格
 
全商英語検定試験2級〜3級
ビジネス系の資格
 
文科省後援ビジネス能力検定試験3級





宗宮  歩くん(平成16年度卒業)

 私は3年間野球部に所属し、部活動と学習の両立をめざして努力して きました。2年生のときは念願の甲子園出場も果たし、ベンチ入りすることが できました。一方、学習においても多くの実習などを通して社会に出てから必要な 能力を身につけることができたと確信しています。印象に残った授業は3年次の 「プレゼンテーション」で、学科発表会の場においても発表する機会に恵まれ、いい 経験をすることができました。
 卒業後は就職し、社会人で軟式野球を続けていくつもりですが、さらに研鑽を積んで いきたいと思っています。

小木曽 一智くん(平成16年度卒業)

 市岐商に入学して、目標の一つであった情報処理技術者試験(国家試験)に合格 することができました。この国家試験のコースを選択するかどうかの判断は、各自に 委ねられていますが、自分で決めた以上は最後まで頑張ろうと努力しました。
 市岐商は全校で12クラスと比較的小規模校ですが、逆に先生たちが生徒一人一人 に対してきめ細かい指導をしていただけたのでとても感謝しています。
 私にとっては、二年生の時に高大連携で大学の情報講座を受講できたこともいい思い出 となっています。